1月生まれの三男がこの春、幼稚園に入園しました。
3歳になったばかりで甘えん坊、おむつがとれない、偏食そんな不安だらけの三男が幼稚園に通い出して早4ヶ月。たった3歳が経験してる初めての自分が中心でない世界。心の変化や葛藤が目まぐるしく溢れ出る4ヶ月でした。
3人目にして初めて早生まれの子育ては、味わったことのない想いをたくさん経験するんだと感じています。
そのひとつ、幼さの残る中集団生活へ放り込まれる親も子も不安だらけの経験。
結果から言うと、大丈夫、なんとかなってる、子供の対応力すごい、と大きな声で伝えたいと思います。
同じく不安に思う誰かの安心材料になれば嬉しいです。
おむつがとれなくても大丈夫と言ってくれた幼稚園に感謝
幼稚園によっておむつ禁止のところもありますが、入園予定の幼稚園は、個をとても大事に尊重してくれるので入園前に相談すると『おむつでいいよ、夏までに取れたらいいね』と寛容でした。
そんな有難いお言葉のおかげでプレッシャーは無かったし、本人もおむつで登園することに抵抗は無かったのですが、なるべく早く取れるようにと入園10日前に本格的にトイレトレーニングを始めました。
おまるをそばに置いておむつを履かせたまま、出たくなったら教えてね。では全く進みません。
おむつを取るには親の覚悟が一番必要ですよね。どんなに漏らしてもいいからお気に入りにさせた布パンツは履かせて出る感覚を養う。そうして三男は三日でパンツを濡らさなくなりました。(長男は苦労して4歳で取れました。一人一人のタイミングがきっとあるはずです)
入園に間に合ったじゃない!と親の務めを果たしたかのように入園1日目パンツで行かせたのは、間違ってました…。
おむつがとれたのは入園から3ヶ月後
家では大丈夫だったのに幼稚園では、着替えが足りないほどお漏らしをして入園1日目の帰りはおむつで帰ってきました。
私は反省しました。
ただでさえ新しい環境のもと集団の中についていくのにきっと一生懸命だったはず。「おしっこはおむつがいい!」と先生から結構頑固ですね(笑)と聞きました。三男なりに安心したい・不安な気持ちもあったのかなと。三男のペースや先生にお任せしようと、家ではパンツ、幼稚園ではおむつと、過ごすこと3ヶ月。
ようやく先生からのパンツでいこうとお声がけしてくださったので、すぐにパンツで登園すると、漏らしてない!いつもお昼寝してしまう長い降園バスでもパンツで漏らしてない!
先生のタイミングを見計らう能力すごいです。
入園して3ヶ月。三男の幼稚園でのおむつは卒業できました(うんちはまだトイレでできず、タイミングはつかんできたようで出そうになるとおむつを履いて部屋の隅っこでしています)
泣きながら幼稚園バスに乗って登園
泣き叫び逃げ回る三男を無理矢理バスに押し込んで笑顔で手を振る。バスが見えなくなると疲れとともにものすごい達成感を感じる一方で
お迎えがいい、幼稚園行きたくないと思いきりの涙をママに見せて、次の停留所に着く頃にはケロっと泣き止んで、幼稚園に着く頃にはもう幼稚園モードに切り替えている様子。
入園から1ヶ月は毎日こんな戦いを経て今ではニコニコで手を振ってバスに乗ってくれるようになりました。
泣き顔でバイバイするのは親もとても辛いこと。入園当初の涙は『ママと離れたくない』から、徐々に『ぼく頑張ってくるから、帰ったら褒めてね、優しくしてね』と頑張ったことを認めてほしい涙に変わっていったように思います。そんな小さな成長を感じられるのも特権だと思って笑顔でバイバイします。
友達の存在
歳の離れた兄が二人いる中の末っ子。泣けば思い通りになってきた家族という小さな社会の中で過ごしてきた末っ子。友達ができるのはしばらく先かもと思っていたけど、入園から一ヶ月ほどすると特定のお友達の名前をよく聞くようになりました。そのお友達の存在のおかげで幼稚園は楽しい!と思えるようになって行き渋りもなくなりました。喧嘩や小さないざこざはあったとしても上手く遊べてるか、思うようにいかず一人で怒ったりしないか、心配はありますが今の所楽しく、上手くやっているそうです。
野菜嫌いのお弁当作り
偏食で悩む話を聞くと、いつか食べるし今食べなくても病気するわけでもないし大丈夫よ〜と思っていました。
いざ、わが子が野菜をほとんど食べず偏った食生活を送っていると、本当に体は丈夫に出来ているのか、栄養は足りているのか、心配で仕方が無く、これほど深刻に悩んでいたのかと申し訳なくなりました。そんな中毎日のお弁当作り。こんな食生活を先生に見られて恥ずかしいやら、だめな母親と思われないかと考えることもありました。
でも、まずは一人で食べる準備、お弁当を楽しく食べ切る、片付けを無理なくできるようにと心がけました。
お弁当はプラスチックのカパっと密閉するものはまだ簡単には出来ないと思い、無印良品のアルミ弁当箱の小サイズを。内蓋付きですが、使わず蓋をしてゴムバンドで固定。食べ終わった後のゴムバンドは出来ないようですが、無くても今の所ちゃんと蓋をしてあれば中身が出てるようなことはありません。
お弁当袋やお箸セット(まだお箸は使えないけど毎日入れてます)は大好きな恐竜で揃えて。そのおかげかお弁当の時間が待ち遠しく先生に『お弁当まだ?いつ食べていい?』とワクワクな様子だったそうです。そんな姿を想像すると嫌いな緑の野菜やおかずを入れずに大好きなおかずや果物を入れたくなります。
そんなわけで茶色や黄色ばかりのレパートリー少なめの可愛げのないお弁当を毎日作っています。
ピック類は凶器になりかねないので念の為使わないようにしてます。
家での変化
入園直後は、「ままがいないとなみだがでるー」と30回ぐらい言って登園するような、ママとバイバイする時は涙を思いっきり見せて、帰ってくると、甘えん坊に磨きがかかってなんでもママが良いと言う期間が2ヶ月ほど。その間には幼稚園でお絵描きをしたものを持ち帰ると、全てママやパパ、兄たちの絵ばかりでした。
幼稚園の様子は割と話してくれる三男なので、嫌だったこと、ママに会いたくなってちょっと泣いちゃったこと、友達と遊べなくて悲しかったこと、たくさんの想いを経験して帰ってくるとより一層抱きしめたくなるものです。
入園してあっという間に4ヶ月。
クラスの子たちがとても大きく立派に思いました。でも初めての経験を経て大きく心が成長したわが子も立派です。そして私自身もまた違う角度から子育てを経験させてもらっていて一緒に成長中です。
入園前の心配や不安は『はやくようちえんいきたーい!』のニコニコで吹き飛びました。ここに来るまでの苦労話や家族みんなが末っ子三男のはじめの一歩を心配し応援したか、いつか笑って話たいと思います。
コメント