実家は車で4時間の距離で、自然豊かな田舎。
子供の長期休暇に合わせて年に2、3回ほど帰省しその際にはたくさんのお米や野菜をもらって帰ります。
車いっぱいに積まれた野菜たちは成長期の子供たちの胃袋を満たして家計を助けてくれます。
帰省できない時期が続き、そろそろお米が無くなるかもというタイミングに
「お米まだ送らなくていいの?」と母からよく電話が来てお願いするとすぐに、配送してくれます。
大きな段ボールはふるさとを恋しく思い、母からの愛情に触れるとき。
美味しいお米のおかげで偏食の三男もご飯だけは食べてくれるし、
成長期の兄たちのおやつは塩おにぎりで大満足。
みんなふりかけもいらない白ごはんが大好き。
なので一ヶ月と少しでこの30キロのお米が無くなってしまいます。本当にありがたい。
買ってまで送らなくていいのにと思いながらも嬉しい野菜たち。
母の作る野菜は不恰好や規格外でも無農薬の安心の野菜。
夏にはその日に収穫した夏野菜を冷蔵庫に入りきらないほど送ってくれます。
荷物が届いたよの電話で、野菜の調理法や保存法を聞くのも楽しみ。
届いた時に子供たちが喜ぶようにと、おやつもいつもたくさん。
グミが好きだと言うとそればかりは母親あるあるですね。
ちょうど切らしてた母の手作り味噌も。
二月になるとまた二キロの味噌を仕込むそうです。
保存容器に入れて冷蔵庫に保存。この味噌で作る焼きおにぎりが私は大好き。
母の手仕事で思い出す亡き祖母の手仕事。
山によもぎを摘みに行ってよもぎ団子を作ったこと、庭に広げられた梅干しをつまみ食いしたこと、
夏休みに冬瓜でかんぴょうを作るお手伝いをしたこと。
こうして記憶に残るような手仕事を私も残せるようにしたいなと思う。
亡くなった祖母にもっと美味しかったと言えばよかったな。母には後悔しないようにと心にとめて。
そんなお米や野菜を定期的に送ってくれる実家へお返しはというと…
お中元とお歳暮、帰省時のお土産に「いいのにぃ」「いつもお米もらってるからぁ」
と気持ち的にお礼も含めていますが、
お返しというお返しはせず甘えてしまってます。
(父が米作りを引退して、もし弟夫婦が引き継ぐようならまた違う対応になると思います)
同じ境遇の友人は、田植えや稲刈りの時期に飲み物を送ったりしているそうで
熱中症対策にも喜ばれそうだし、実家でも畑仕事で忙しい夏は炭酸を箱買いしてるので
気軽に差し入れとして贈るのもとても良いなと思いました。
いつまで甘えられるかは分からないけど、元気で田んぼ仕事、畑仕事ができるうちは甘えていたい。
いつまでも娘でいたいと思う、もうすぐ40歳です。
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